乾燥機は便利な反面、使い方を誤ると火災などの事故につながることがあります。ここでは、NITE(製品評価技術基盤機構)や消費者庁が公表している資料で確認できた内容をもとに、乾燥機に入れてはいけないものと、よくある注意点をまとめます。事故件数などの統計は、確認できた最新のものがないため載せていません。
乾燥機にかけない布
- 油が付いた布類: 美容オイル、食用油、動物油、塗料などの油分が付いた布は、洗濯後でも乾燥機で加熱しないようNITEが呼びかけています。
- タンブル乾燥不可の表示があるもの: 四角に円に×の記号(番号300)があるものは、乾燥機に入れません。見方は洗濯表示の見方へ。
なぜ油の付いた布が危ないのか
水洗いをしても、油は完全には落ちません。残った油が空気中の酸素と反応して熱(酸化熱)を出し、その熱がたまると自然発火に至ることがあります。NITEは、酸素との反応の速さは、温度が10℃上がるごとに2〜3倍になるとされる、と説明しています。熱のこもりやすい乾燥機の中や、取り出した直後に重ねて置いた状態は避けたい状況です。NITEの紹介事例には、油が付いたキッチンマットを洗濯・乾燥し、槽の中に置いたまま酸化熱で自然発火したものがあります。
油が付いた布の扱い方(NITEの対策)
- 油が付いた布類は、洗濯後でも乾燥機で加熱しない。
- 油が付いた布類を水に浸したまま、あるいは袋や容器に入れたまま放置しない。
- 乾燥機などの注意書き(高温注意・火気厳禁など)を確認する。
- 乾燥後に取り出して、重ねたまま放置しない。
料理の油が付いたエプロンやタオル、マッサージ・美容のオイルが付いたタオルを持ち込むときは、この点を思い出してください。どのように処理するかは、NITEの資料を確かめるか、店内の案内に従ってください。
毛布など大きなものを洗うとき
毛布などの大物は、取扱説明書や表示を確認し、専用のネットに入れて洗うこと、防水性のものや機械の容量を超える洗濯は避けることが、NITEの資料で呼びかけられています。ネットを使わずに洗った大型の毛布が、脱水のときに偏って洗濯機が転倒した事例が紹介されています。大きなものを洗える店舗は大型洗濯機があるコインランドリーから探せます。布団については布団を洗う前に確認したいこともご覧ください。
子どもを連れて行くとき
NITEの資料には、家庭用のドラム式洗濯乾燥機で、子どもがドラムの中に入ってしまう事故があり、チャイルドロックを使うよう勧める内容があります。コインランドリーの機械にそうした機能があるかは、このサイトでは確認できていません。子どもを機械に近づけないよう、目を離さないようにしましょう。
困ったときは
機械の故障や、においなどの異常、洗濯物のトラブルは、店内に掲示された連絡先へ知らせてください。最終的な使い方や禁止事項は、店内の掲示と運営会社の案内に従います。火災などの緊急時は、まず安全を確保して通報してください。使い方の全体の流れははじめてのコインランドリー、乾燥機のコツは乾燥機を上手に使うコツで説明しています。
このガイドは、コインランドリーを使うときの一般的な確認ポイントをまとめた解説です。店舗ごとの設備・営業時間・料金は、各店舗ページの「出典」(運営会社の公式ページ)と確認日をご覧ください。公式に記載がない項目は「未確認」と表示しています。掲載の基準はこのサイトについてにまとめています。